中年女が中国で暮らすって!?

中国に関心も興味もなかった中年女が突然中国で暮らし始めました。

2007年初中国大陸、行き先は広東省広州市だった

 

 

 初中国の地は広州市でした。

北京でも上海でもなく、広州市。中国第三の都市、広州市。第三の都市ではあるけれど、広州市を知らない日本人はたくさんいるのではないでしょうか。

わたしも実はほぼ全くと言って良い程知りませんでした。

ただ、そこには日本人の友人が2人住んでいて(一人は駐在員、一人は語学留学)、気晴らしに訪れることにしたのでした。

 

広州ってどんなところ?

 広州市といえば、中国のデトロイトと当時から言われていました。

日系をはじめとした自動車メーカーが進出し工場を構えています。日本のトヨタ、ホンダ、日産、日野の工場があります。ということは、自動車メーカーと一緒に部品メーカーや物流会社も一緒に日本から進出しており、実は日本人が多く住む都市です。

当時は日本人人口が5,000万人程とも聞こえてきていましたが、非登録数も含めるとかなりの日本人がいると思われます。そのため、日本領事館、日本人学校、日本人向け診療所等があり、日本人にとって広州での生活は不便のないものであったことは意外でした。

 地理的には、広州市の南隣は佛山市、東隣は世界の工場と呼ばれるトンガン市、その南東はIT先進都市の深圳市、深圳市の北東に恵州市、更に中山市、珠海市、肇庆市があり、いずれも多くの日系企業が工場を構えており、そこにビジネスチャンスを見いだす非工場系の日系企業も多く進出しています。

この地域は香港、マカオとも隣接しており、一帯は珠三角と呼ばれています。

 

広州市概要

 広州市の面積は百度(BAIDU)調べで7,434km²、東京都の面積は2,188km²、広州市の人口は1,490.44万 (2018年)、東京都の人口は1,385万人ですから、比較してみるとその規模が想像し易いと思います。

 

以下は2019年度第一四半期の中国各都市におけるGDP比較の統計表です。こちらでは広州市は中国国内第四位です。いつの間にか深圳に追い越されていたようですね。

広州市の2018年度GDPは22,859.35億元ですので、1元15円と仮定して計算すると、34兆2,890億2,500万円です。一人あたり約230万円ですね。

(以下表の単位は億元です)

 

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ちなみに東京都のGDPも調べてみたところ以下のとおりでした。

 

平成30年度(2018年度) 都内総生産(名目) 108兆2千億円

一人当たりのGDPは780万円ですね。広州市の約3.4倍です。その差は今後も年々縮まることでしょうね。