中年女が中国で暮らすって!?

中国に関心も興味もなかった中年女が突然中国で暮らし始めました。

留学費用はかけたらキリが無いが、抑える方法はある

 

 

中国語留学は短くて半年、普通で1年、少し力を入れて2年程ですから、長期間に渡り費用がかかります。少しでも節約したいですね。

 

1、自分で入学手続きをする

  すでに前記事でも言及していますが、留学斡旋業者などを介せず自分で直接学校に申し込みすることで費用を抑えることができます。

中国人と直接やりとりするには語学という壁があるため敷居は高いかもしれませんが、少しでも英語ができれば挑戦してみましょう。渡航費も自分で格安航空券を手配し節約しましょう。

 

 

2、食費はかけたらキリが無いが節約方法もある

  キャンパス内の学食を利用するのは基本ですが、もっと良いのは外国人の友人達と一緒に自炊することです。わたしはキャンパス内の市場で材料を安く仕入れ、友人達と夕飯を自炊することが日課になっていたのですが、そこで中国語の練習がたくさんできたと思います。基本メンバーは決まっていましたが、毎日入れ替わりで他の友人達を誘ったり、クラス担任の中国人の先生や華南師範大学の中国人大学生も交え、毎晩パーティのようでした。自国の料理を振る舞ったり、外国の料理をいただいたり、とても良い経験となりました。自分の中国語はそこで基礎ができたことは間違いありません。食費を抑えるだけでなく、中国語の練習もでき一石二鳥です。

 

 

3、人付き合いで支出が変わる

  週末になるとクラブに行きたがる外国人は多いです。中国のクラブではお酒が一杯80元ぐらいです。約1200円ですね。小瓶ビールでも50元します。 一杯で終わるわけがありませんし、おごったりおごられたり、結構かかります。誕生日会をKTVで開く外国人の友人もいて、資金に余裕があれば問題ないのですが、節約したい人には出費が嵩みます。こうなると友人選びも節約のポイントですね。わたしはクラブにも行きましたが、ほとんどは店先にオープンテラスでテーブルを並べているような衛生的には問題ありそうなお店で安いビールを飲んで焼き牡蠣を食べることが多かったです。週1−2回は行っていましたが、一回30〜50元という出費でした。友達選びは重要ですね。

 

4、お金をかけずに余暇を過ごす

   お金をかけようと思えば、遊園地、レストラン、クラブ・・・中国には何でもあります。香港に日帰りで行くことも可能です。

しかし節約系留学生はお金をかけない遊びを考えなくてはなりません。そこで割と満足度が高いと思うのは、中国人学生との交流です。華南師範大学では中国人大学生との交流が持てるよう、希望者には学校側が手配してくれたり、毎週のようにキャンパス内で英語コーナーや日本語コーナーが開催されるので中国人学生と外国人留学生が出会える環境がありました。そこで仲良くなれば寮や自宅に呼んで貰えたり、料理をごちそうになったり、逆に留学生寮に呼んで日本料理を振る舞ったりと、様々な文化交流ができます。もちろん中国語の上達にも役に立ちます。中には恋人を見つける人もいます。キャンパス内で開かれる音楽会や様々な発表会も積極的に参加すれば飽きることはありません。留学生活を充実させるためにも、中国人学生を同じキャンパスで学べる学校を選ぶのもポイントではないでしょうか?

 

 

5、旅行はとことん“不便”を選択する

   わたしが留学していた2年間で旅行は多くはありませんでした。留学生の中には休みがあると中国各地に旅をする人も少なくはありません。それでも、わたしも人並みに何度か旅行を楽しみました。

旅行記は機会があれば記事にしたいと思います。

 

   中国は国土が広過ぎるせいか、日本のように鉄道が隅々まで行き渡っているわけではありません。ここ数年は日本の新幹線のように高速で走る鉄道が急激に網を広げていますが、まだまだ長距離バスや長距離列車でないと到達できない場所は多いです。そしてこの長距離バスと長距離列車が節約旅行には欠かせないのです。ネットで旅行記を発信している方達もこれらを利用しています。時間があるのなら、是非使っていただきたい交通ツールです。

   中国の中で、日本人が行ってみたい旅行地は僻地が多いのではないでしょうか。僻地はまだ高速鉄道も到達していないため不便であるおかげで昔の状態が残されています。すでに多くの観光客が押し寄せ昔の風情が無くなってしまった観光地も多い中国ですが、まだまだ僻地探検は可能ですよ。

寝台バスや寝台列車も乗り物好きには楽しい思い出になるのではないでしょうか。

   中国華南地方は陸続きでミャンマーベトナムラオス等に行く事ができます。飛行機に乗ってしまえば快適であっという間ですが、隣国と陸で繋がっていない日本に住むわたしたち日本人にとっては、時間をかけて陸路で国境を渡ってみるのも楽しい経験になります。もちろん、費用も節約できます。

 

 

中国のネットサイトを活用して安くブッキングしよう!

 

   宿泊施設予約は日本語サイトではなく、中国の旅行サイト等で予約することをオススメします。もちろん、中国語ですがその不便を乗り越えれば安く予約できることができます。もちろん、現地到着後直接交渉も良いでしょう。係の人が宿泊料を値引きしてくれるネットサイトを教えてくれ、そこから予約するようオススメされたこともあります。

   それでも北方等遠すぎる場所への旅行を計画する場合、飛行機が安い場合も多くあります。昨年わたしは広州から雲南省昆明空港まで飛行機を利用しましたが、航空券は片道260元でした。安いサイトで予約、時期を外す、早めに予約、などポイントを掴めば飛行機でも安く旅行が楽しめます。ちなみに広州−昆明間は寝台列車を利用したことがありますが、約24時間かかります(飛行機なら2時間半ぐらい)。鉄道料金を本日確認したところ、座り席で192元、3段ベッド(中国語:硬卧)で328元、2段ベッドの4人部屋(中国語:软卧)で515元となっています。10年前と比べると20-30%ほど値上がりした感があります。時期が良ければ飛行機の方が安いという現象も起こりますので格安チケットサイトもチェックが必要ですね。

   そして、ピークの時期を外すことも大切です。留学生であれば、夏休みや冬休みを利用するのが王道です。国慶節や春節の民族大移動の時は交通費も高額になりますし、人出が多く身動きが取れませんからメリットがありませんね。おとなしくしているに限ります。